高分子とは?
高分子とは
見回りにはプラスチック製品が溢れており、それらは高分子よりできている。なぜこれらを高分子と呼ぶのか。それは当たり前のことのように聞こえるが
「分子量が大きい分子であるから」
である。一般的には分子量が10,000以上の分子と言われている。
高分子の定義
IUPAC(国際純正応用化学連合)における定義
高分子、ポリマー分子(macromolecule,polymaer molecule): 相対分子質量の大きい分子で、相対分子質量の小さい分子から実質的またわ概念的に得られる単位の多数回の繰り返しで構成された構造を持つもの
ということらしいので、わいは小さい分子がたくさん繰り返しのようにつながると高分子になるって認識してる。
ちなみに以下、高分子における基本用語
<基本用語>
ポリマー(Polymer):高分子の集合体
オリゴマー(Oligomer molecure):中程度の大きさの相対分子質量を持つ分子。
モノマー(monomer molecule ):高分子の基本構造の構成単位になりうる分子。
高分子の概念の誕生(おまけ)
現在の高分子の概念を 示したおじちゃんの名は、Hermann Staudingerって人。この人はノーベル化学賞を受賞しているんじゃ。当時は天然ゴムに関して主流であった説(間違った説)があり、それは各分子が副原子価で結合していることで長鎖となっていると言う説。(これ正確じゃないかも…)
このおっさんは、高分子化合物の性質が共有結合の長い連鎖によって説明できると言うことを示したのじゃ。
Staudingerおじちゃんの論文(Ber. 1920, 53, 1073.)
(1)広義の重合は二つ以上の分子が結合して同一の組成をもつ高い分子量の一つの生成物を形成する過程
(2)高分子の分子量は凝固点降下や沸点上昇で測定できないほど大きい(凝固点降下度は分子量に反比例するため)
(3)高分子は、数百の分子が連結することでできている。
(4)高分子の両末端の反応性は、重合前に比べて格段に低い。